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健康診断で白血球が多いと言われました


40代女性、初診の患者さんです。
健康診断で異常を指摘されたようです。
「健康診断で、白血球数が多いと言われました。大丈夫でしょうか?」
「そうなんですね、体の不調とか何か思い当たることありますか?」
「特にありません。」
「それでは、まず検査してみましょう。」
院内での至急検査では白血球数が7500と正常になってました。
「今日の検査では7500となっていたので、全く問題ありませんね。」
「そうですか、よかったです。」
「白血球数は、いわば体の中を兵隊さんがどれくらいパトロールしているかの値なので、結構ばらつく事があります。症状がない場合はそのままにしておいても大丈夫なんですよ。」
「はい、安心しました。」
健康診断は検査結果で疾患を発見する、重大な予防する目的で行うわけで、検査値が正常と外れると医療機関受診の手順になっていると思います。
ただ、今回のような白血球の異常などで、全く自覚症状がない場合には疾患が隠れている可能性はほとんどゼロに近いと思います。
高血圧や糖尿病など無症状の時にこそ治療すべき検査値異常とは分けて考える必要があると思います。