70代女性。内視鏡検査がこわいからと受診を渋っていたのですが、紹介先より異常なしとの報告が来ていました。
「大丈夫だったんだね、よかったね。」
「ええ、眠っているうちに終わってました。」
表情も晴れやかです。
「先生、胃が今ひとつすっきりしないの。違う薬無いかしら。」
「そうなのね、前の薬飲んで少しか良くなっているの?それとも全然変わらない?」
「少しは良くなったけど、、、」
「それならさ、今のんでいる薬を倍の量に増やしましょう。効いているのなら、その薬が合っているのだから増やすのがいいと思うよ。」
「そうですか、わかりました。腸カメをしてもらいたいときにはどうしたら良いの?」
「私が紹介しても良いけど、紹介料がかかるよ。もう顔見知りなんだから、行った時にお願いしてみたら?」
「はい。」
特に胃の痛みの時には、あまり強い薬を使ってしまうと全く症状が無くなってしまい、検査する気持ちも無くなってしまうことがあります。重大な病気の発見が遅れることもあるので、投薬は控えめにしています。
今回は検査も上手く行ってさらに調べておこうという気持ちも芽生えたようで、いろいろ上手く行ったようです。
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